成長企業の労使関係デザイン@特定社労士

リクルートグループに学び、ITベンチャー・急成長メーカー・創業100年商社で試した、大阪・梅田の実践派特定社労士が労使関係管理と人事労務管理の極意を伝授!「組織の成長」と「個人の幸福」の相互作用が未来を創る!!

労働時間

政府が“スーパー・フレックスタイム制”を検討中。しかしそれは「大人の組織」にしか使いこなせない。

政府が、「1ヵ月超」の「清算期間」で運用できるフレックスタイム制のための法改正を検討しているというニュースが流れてきました。これを仮に“スーパー・フレックスタイム制”と名付けることにしましょう。 現行の「フレックスタイム制」は「1ヵ月」を上限と…

「短時間労働×ワークシェア」も選択肢。労務管理をフルスクラッチで見直し、超人手不足時代を乗りきる。

社会人経験のある主婦に特化した事務職の人材派遣が伸びているという記事を見かけました。 私も過去に管理部長を務めた会社で使ってみたかったのですが、経験が浅くても「フルタイム派遣」が大好きなトップマネジメントの反対にあって、その時は導入を見送っ…

医療現場の人事労務管理について。「医療労務コンサルタント研修」に欠けているものとは何か?

私の仕事は、言うまでもなく、日常的には企業の人事労務管理に関するものが中心です。ただ、私自身は全くの門外漢ながら、中学・高校の同級生の約2割が医師ということもあり、医療現場の話を聞く機会も多いので、遅まきながら「医療現場」の労務管理について…

「すき家」労働環境改善に関する第三者委員会。「ビジネスモデル」「組織人事」のプロ不在では意味がない。

「ブラック企業大賞」のノミネートを避ける様に7月31日、「『すき家』の労働環境改善に関する第三者委員会」の調査報告書が発表されました。 提言に書かれていることは至極ご尤もなものですし、どれもこれも実行した方が良いものであるのは間違ありません。…

超人手不足時代の「採用力向上プロジェクト」(2) ~「柔らかな働き方」を追求して優秀な人を採る~

中小企業やベンチャーの採用のお手伝いをしていて一番困るのは、経営者が自社の「採用力」に対して客観性を欠いている場合です。これからの「超人手不足時代」では、この辺りのセンスの有る無しが、経営者の資質としてクローズアップされてくるでしょう。 「…

「働き方・休み方改善コンサルタント」を政府が来年度導入予定。WLB施策だが、採用にこそ活かしたい。

先日労働側の視点で労働問題解決ブログの方でも取り上げましたが、「朝型勤務」などの働き方改革について、労務管理の専門家による無料相談窓口を全国に設けるべく政府が検討しており、厚労省が27年度予算の概算要求に費用を盛り込む見通しだとのことです。 …

「労働時間管理」が変わる2016年4月以降の勝ち組は?成果主義追求なら「金銭解雇」を推すべきだった!

「管理監督者」以外で労働時間・休憩・休日の規定が適用除外になる労働者を対象にする「新労働時間制度」が産業競争力会議で議論されてきましたが、一昨日の6月11日に概ね方向性が定まった様です。菅官房長官、甘利経済再生担当大臣、田村厚生労働大臣らが会…

「労働時間管理」は良質な労働力確保の決め手になるか?

大都市圏では労働集約型企業を中心に労働需給の逼迫がみられるようになってきました。勿論今後も景気変動によって短期の需給は変動するでしょうけど、いずれにしても労働人口は長期的に減っていくわけで、優秀な人材をどう惹きつけるか、もっとブレイクダウ…

中小・ベンチャーもついに残業代50%割増!「儲かり続ける」ための「働き方革命」とは?

先日の日経新聞に出ていましたが、中小企業への適用が見送られてきた「月間60時間を超える時間外労働」についての割増賃金率引き上げが、2016年4月から適用になる方向で政府が本格検討に入った様です。実施されれば、「月間60時間を超える時間外労働」につい…